ヅカヲタ本科生〜経過観察〜

宝塚という沼地の世界に足を踏み入れてから1年半が経った。宝塚音楽学校生で言うところの本科生である。振り返るとこの1年半様々な作品を観るために宝塚大劇場東京宝塚劇場以外にも様々な劇場に行き、喜び笑い時に音響座席の構造治安の悪い客に嘆いてきた。手探りの状態でむさぼるように宝塚を摂取していた予科時代から本科時代は自分の傾向がほんの少しではあるが掴めてきたように感じている。

未来の自分がこの記事を見てあの頃はこうだったなと懐古厨になることができるように記す。

 

11月18日16時宝塚歌劇公式ホームページに掲載された来年の別箱演目発表の影響により現在心が大変やられている。文京シビックホール神戸のホール、もう一方が全国ツアーと誰しもがコンサートにだいきほ全国ツアーに咲ちゃんと思っていたにも関わらずまさかの文京楽神戸初日のみの出演。わたしは一応自称だいきほのオタクだ。恐らく。ファンだからこそ今回の発表にはここ数日何をしていても無気力でお酒の力を借りたりと酷い有様だ。

コンサートの内容が一体どのようになるのか分からないが、文京楽神戸初日しかだいきほがコンサートをする姿が見られないのである。しかもチケットを取れる保証もない。チケット戦争が今から目に見えている。今から数ヶ月後のチケット販売日が憂鬱で仕方がない。

だいきほ2人のデュエットが、観られると勝手に思ってしまったオタクが悪いのだろうか。真彩ちゃんのMS開催(しかも東西)はとても嬉しい。雪組の娘役は久しくMSを開催できていなかったので本当に(恐らくスカステで見ることになるだろうが)嬉しい。

だいきほは他の組よりも2人でメディアに出ることも多く(エンターザミュージック・宝塚スペシャルラウンジ等)雪組自体毎度制作発表がありとても恵まれていると思う。この恵まれた環境を見ておきながらなんだとおもうが、テレビよりも舞台で観たい。デュエットしている姿が見たい、みたかった。真彩ちゃん出演回以外はどのようなセットリストになるか分からないがガラリと変えて欲しいと思ってしまう。相手役以外の娘役がトップさんと歌えるなんて滅多にないことはわかっている。真彩ちゃんがそこの舞台に出演している上での組み合わせは分かるが、いないところでのデュエットは無理なのが正直なところ。(タカスペのコンビシャッフルが観られるのは組コーナーで必ずトップコンビが組むから)

真彩ちゃん出演回と出演しない回がただ娘役の立ち位置が変わるだけという構成だったらと考えると身体が重く感じてくる。(そのような構成になったとしてぐんにゃりならないように今から身構えているところもあるが)

ひかりふる路からではなく凱旋門が大劇場でみる初めての雪組だった為2人が相手役でない舞台も観てきている、あの時は舞台上で受話器の受け渡しのみしかない2人にはじめは涙していたことをよく覚えている。トップコンビが好きなファンの為に劇団は出演回を設けてくれたのであろう。もし出演回がなければ半狂乱になっていたはずだ。

カッコいい娘役であって欲しい、そう望海さんが選んでくれたのかもしれないが(推察)トップコンビとしての姿を1秒でも多く長く観たかった。

20世紀号が円盤CDにすらならなくても、本公演がハッピーエンドで終わらなくてもこのコンサートがきっと必ずあるからと思っていたオタクが馬鹿だったんですね。愚かでした。

ワンス〜はトップコンビというよりもイケコがいかにも好きそうな男の友情を超えた物語だと思っているので期待値はかなり低く、トップコンビの場面が少ないのかもしれないと今から覚悟している。また望海さんは役柄が影響されているように感じるので咲ちゃんにナウオン等で矢印が向くようになるんだろうな、とも思っている。望海さんコンサートのナウオンに真彩ちゃんが出演しないことや突撃レポートにもいないことも想定している。書いているだけで本当に辛い。

あともう残りわずかしかない2人のトップコンビとしての姿をどうか観させて欲しい。男役と娘役、トップスターとトップ娘役、宝塚歌劇団雪組の望海風斗と真彩希帆の2人で創り上げる舞台をどうか。

 

オタクと自称しておきながらfcに入っているわけでもないのに、わたしのこの憂鬱さは一体何なのだろう。この好きだと思う感情は一体。不確かな感情で生きてきた愚かなこの人間が何勝手に鬱屈しているのだ。というのがここ最近のループである。